エスケーツーの信用性
基準は「一日2リットルの水道水を生涯にわたって飲み続けても健康に害を及ぼさない」というものです。
しかしそれで本当に安全かどうかは、じつは誰にもわかっていません。
水道水を飲み続けてガンになったという証明がされていないから、安全だと思われているだけかもしれないのです。
とくに近年になって水道水には基準が定められた当時には考えられなかったような汚染も見つかっています。
金魚の飼育について書かれた本には「水槽にいれる水は半日ぐらい天日にさらした水を使うように」と記されています。
また塩素を中和するハイポ(チオ硫酸ナトリウム)を適量いれるようにと書いてあるものもあります。
それは水道水をそのまま水槽に入れると、水道水に混入された塩素の毒で金魚が死んでしまうからです。
ということは私たちは毎日、金魚が生存できない水を口にしているということです。
日本の水道水の約8割は、浄水場で化学薬品を使った”急速滴過方式“で浄化されています。
この方式では原水に混入するマンガン、アンモニアなどを処理するために、アンモニアの倍の量の塩素が混入されます。
塩素は浄化処理の最終段階で消毒のためにも投入されるので、都合2度にわたって混入されることになります。
水道法の規則では、水道の蛇口から出る水(水道水)の遊離残留塩素は1リットルあたり0.1ミリグラム(0.1ppm)以上、結合残留塩素は同0.4ミリグラム(0.4ppm)以上と定められています。
これだけの塩素があれば、大腸菌は5分、腸チフス菌や赤痢菌、コレラ菌はで死滅します。
しかし、日本の水道法では残留塩素に対する上限がないため、実際には基準の倍にあたる1ppm程度含まれているのが普通です。
これなら確かに病原菌に対しては安全だといえるでしょうが、ここに大きな問題が隠されています。
大腸菌は、私たちのおなかのなかにもいるごく普通の菌です。
○‐157のような特殊なものは別ですが、普通はこの菌を飲んだところでなんの害もありません。
水道水や海水浴場の水質検査で大腸菌が問題視されるのは、大腸菌そのものが問題なのではなく、大腸菌が存在しているような水には動物や人間の糞便が混ざり、有害な病原菌が棲息している可能性があるからです。
私たちのおなかには、大腸菌や乳酸菌などおよそ100兆個の細菌が棲みついており、これらの菌は私たちの健康に大きく関係しています。
東京都の場合、水道水に塩素が入れられるようになったのは、淀橋浄水場が廃止された1965年。
日本に花粉症やアトピー性皮層炎、瑞息などのアレルギー性疾患が発生し始めるのが、まさにその時期です。
アレルギー性疾患の原因が水道水に混入された塩素であるとは断定できませんが、関連性を疑う学者は少なくありません。
厚生省(当時)も当初から塩素の危険性を認識し、1970年に塩素の害について調査を行い「水道水中の塩素濃度が1ppmあると細胞の核酸合成が阻害され、1ppm以上の濃度で致死的影響が増大する」と発表しました。
現在、水道水には問題ありとされる1ppm以上の塩素が入れられています。
その後、厚生労働省はなぜかこの塩素の問題には触れていません。
たしかに、水道水を飲んだからといって金魚のようにすぐに死ぬことはないでしょう。
これらの菌に影響を与えないはずはありません。
どれだけの影響をどのように与えているのか、まだ正確にはわかっていませんが、胃や腸や肝臓の細胞にも少なからぬ影響を及ぼしていると考えていいでしょう。
う。
しかし一方、金魚が生きていけないような水を飲みつづけても体に影響はないと、誰が言い切れるでしょうか。
私の親しくしている獣医さんは、犬に与える水をミネラルウォーターに変えると、寿命が23年延びると言います。
犬に水道水とミネラルウォーターの2つの水を用意すると、犬は例外なくミネラルウォーターを選ぶそうです。
私たち人間もそうします。
どちらが体にいいかを本能が知っているからです。
ちなみにヨーロッパなど諸外国の水道水は、微生物などを利用した緩速櫨過方式をとっているところが多く、塩素殺菌はできるだけ行わないようにしています。
この緩速源過方式による浄化には広大な面積を必要とするため、日本でこの方式をとる自治体はまれです。
アメリカではオゾン(通常より電子が一つ失われた酸素)で消毒しているところもあります。
オゾンにも強い殺菌能力があり、バクテリアに対する殺菌力は、塩素の数百倍以上といわれています。
日本でもオゾンによる浄水が検討された時期がありましたが、消毒の持続力が弱く、水道の給水系統がオゾンに向いていないこともあって実用化されていません。
また後で詳しく説明する活性酸素のことを考えると、広い意味では活性酸素の一つであるオゾンの強い酸化力は、必ずしも体にいいとは言えないのです。
活性炭による浄水は体にもっとも負担の少ない方法ですが、莫大なコストがかかり、水道水に採用するのは不可能です。
そのため、世界で日本だけが大量の塩素を使う浄水・殺菌方法をとっているのです。
水道水に含まれている恐ろしい発ガン物質水道水が安全といえない理由は、浄水に用いられる塩素だけではありません。
もっと恐ろしいのは、塩素が水道水のもとになる原水に含まれる有機物と反応して生まれる「トリハロメタン」と呼ばれる発ガン物質です。
トリハロメタンとは、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロムホルムという4つの物質の総称で、肝臓や腎臓に影響を与え、発ガン性があることがよく知られています。
アメリカのニューオリンズ市の水道水を調査したロバート・ハリス博士が「水道水が塩素消毒されている地域では、そうでない地域に比べて消化器系のガンが多発している」と発表して社会問題となり、これがトリハロメタン規制のきっかけになりました。
原水が汚染されていれば注入される塩素の量も増ません。
問題はパイプ(配水管)の腐食です。
ビルやマンションには亜鉛引き鋼管というパイプ、さらに有機汚濁があれば生成されるトリハロメタンの量も多くなります。
水道水に混入した硝酸性窒素と魚や肉に含まれるアミンが反応し、有機発ガン物質のニトロソアミンが生成されることもわかっています。
私たちの胃腸のなかでも、食べたもの(有機物)に水道水に含まれる塩素が反応してトリハロメタンのような発ガン性をもつ化学物質が発生している可能性も否定できません。
ほかにも発ガン性をもつ有機化合物が水道水に混入していることを指摘する学者も少なくないのです。
最近、マンションなど高層住宅の給水タンクの問題が一般の生活雑誌などでもとりあげられるようになりました。
その多くは、タンクにゴキブリやネズミの死骸が浮いていたというものです。
本来タンクは虫一匹入りこめない構造になっていますから、もしそんなことがあれば、それは欠陥タンクか、古くなって一部が壊れてしまった結果でしょう。
タンクの材料のFRPは光を通すので、屋上のタンク内に藻が生えることはよくあります。
これはタンクを清掃するか交換すれば解決することで、そんなに心配することではあり原水に生活排水や農薬が流れ込んでいるそれにしても、日本の水がなぜこれほど危険になってきたのでしょう。
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